『T-Musicバンド倶楽部vol.1』レビュー by EMY

先日行われた『T-Musicバンド倶楽部vol.1』の模様を、ボーカリストとして参加してくれたMANATUNEのボーカルEMY(エミ)さんがレビューを書いてくださいましたのでここにアップします。

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『T-Musicバンド倶楽部vol.1』
4月22日(土) ~ Brotherhood DAY!
4月23日(日) ~ Progressive DAY!

先日両日共にボーカリストとして参加させていただきました。
自分としてはなかなか珍しいレビューなんぞ書いてみましたので(笑)、惜しくも来られなかった方、勇気が出ずポチッとできなかった方、いろんな方に参考にしてもらえれば嬉しいです(o^∀^o)

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まず初日の「Brotherhood DAY!」
参加ミュージシャンは満園庄太郎さん(ベース)、黒瀬蛙一さん(ドラム)、我が相方MANATUNEのギタリストであり、T-Musicのギター講師でもあるAqui(アキ)、そして増田校長です。
庄太郎さんは1999年~2001年、黒瀬さんは1998年~2001年にB’zのサポートメンバーとして活躍されていたので、この日はタイトル通り彼らが在籍していた当時のB’z楽曲を中心に、まずはミュージシャンが演奏、そして演奏希望の参加者さんと一緒にプレイしながら、アドバイス&レクチャーしていきます。

課題曲&ミュージシャン演奏曲(全てB’z)↓↓
⭐︎BAD COMMUNICATION
⭐︎Easy Come, Easy Go!
⭐︎ultra soul
⭐︎銀の翼で翔べ
⭐︎ギリギリchop
⭐︎さまよえる蒼い弾丸
⭐︎Brotherhood
⭐︎Real Thing Shakes

盛り上がっちゃってトーク7割、演奏3割で(笑)、16年前に3人がツアーで周られていた当時のエピソードがたくさん飛び出しました。今回は見学だけの方も数名いらしたので、レアな話に思い出の曲や参加したツアーの思い出話が聞けてみなさん嬉しそうでした(≧▽≦)
演奏では「銀の~」で裏のリズムの取り方、「ultra~」はタブ譜など楽譜の見方の話、各楽器の重要性など、黒瀬さんが参加者さん側に座って真剣にレクチャーしたり、温かい目で参加者さんの演奏を庄太郎さんが見つめていたり、増田さんはじめ(やっぱり盛り上がってトーク多め(笑))終始笑いの耐えない時間となりました。
私も馴染み深い曲ばかりだったので、興奮を抑えて歌ってました(∩˃o˂∩)♡
タイトルの「Brotherhood」はものすごいパワーのある曲ですね、、演奏してるこっちもみんな熱が入ってグッときてしまいました。。

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そして2日目「Progressive DAY!」
変わって参加ミュージシャンは田中一光さん(ドラム)、長谷川淳さん(ベース)です。一光さんはMJBで何度もご一緒させていただいておりまして、彼もB’zで1990年~1994年まで活躍され、今はプログレバンド「Yuka & Chronoship」で活動されております(つい先日ライブ見に行ったけどかっこいいんだこれが!)。そして長谷川さんは、アニメ「進撃の巨人」の「Sound Horizon」「Linked Horizon」で活躍中!今年はツアーで忙しくなるそうです!今回は紹介も含めそのことにまつわるお話もしてくださいました。アニメは怖いけどLIVE見に行ってみたいな(・0・。)

ということで2日目はプログレッシブDAY!

課題曲&ミュージシャン演奏曲↓↓
⭐︎RUN(B’z)
⭐︎千本桜(初音ミク 他)
⭐︎BURN(Deep Purple)
⭐︎In The Dead of Night(U.K.)
⭐︎紅蓮の弓矢(Linked Horizon)

まずミュージシャンが演奏した後に演奏希望者さんとセッション!この日はキーボーディストとシンガーの参加者が多かったので、非常にバリエーションに富んだ一日となりました。「千本桜」は歌もピアノも参加者交えてセッション!女性が多かったので非常に盛り上がりました!(*>∇<)ノヤッホーイ♪
そして今回は私も冷や汗をかきながら覚えた「U.K.」の「In The Dead of Night」7拍子の曲なんですね…!変拍子って体にないので前日までドキドキでした汗。しかし歌はそこそこに…_(┐「ε:)_ズコー
U.K.好きの校長キーボード談義に熱が入ります。
7拍子の中に16分音符がきちんと収まっているか、このフレーズ実はエディジョブソンは小指使っていないんだとか、左手と右手は別々のリズムだから大変なんだとか、プログレの醍醐味を熱弁しておられました(笑)
もちろん参加者さんの半分はポカーン、、(半分私も入っとる)
そこで参加者さんからただただシンプルな質問。。
「どのように楽しめば良いのでしょうか…」
それに対する増田校長の答えは
「プログレは挑戦です、転調したり拍子が変わったり、僕らはこの緊張感がすごく好き」
確かにプログレってピタッと合うところがかっこいいんですよね(゚∀゚*)(*゚∀゚)うわっ!気持ちいい!ってなります。(←表現下手ですいません汗)

その中で「今の人たちは4拍子に毒されている」という話が出ました。昔は拍子なんか決まっていなかった、ヒットチャートにいろんな音楽が溢れていた、80年代になってからダンスが流行り始め、ノれる音楽=4拍子になった。今だってもっといろんな音楽があって良いはず、という話がとっても印象的でした。これは70年代の音楽を聴いてきたプレイヤーだからこそ言える言葉なんだろうな、と思います。
2日目は馴染みの薄いプログレDAYでしたが、今回参加者さんは少なくとも「U.K.」に興味を持って、聴いてみる方がいるんじゃないかなと思います。
なぜなら今回私がプログレを歌ってみて、さ、他の曲(4拍子)、と練習するとなんか物足りない感覚になったのです…。これこそプログレに足を踏み入れた証拠なのでしょうかね…ドキドキ

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毎回ご一緒させていただいて思うのですが、増田さんは私たちが抱く「ぼんやり」としたものを「すっきり」させてくれます。疑問すら言葉にすることが難しいのに、モヤっとしていたものに「なるほどー!」と答えをくれる。
初めの一歩は優しく、期待している人には厳しく。そんな現場です^^
今回第1回目ということですので、ぜひぜひ参加してみて欲しいと思います。
ただただ、「音楽って、楽しいよね♡」

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EMYさん、詳しいレビューをありがとうございました!